計画を立てるのに終わらない。そんな時の対策を紹介

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こんばんは。

 

nanana-blog管理人のナナナです。

 

ブログを訪問し記事を読んでいただきありがとうございます。

 

計画錯誤という言葉をご存知でしょうか。

仕事でプロジェクトを開始したり業務を始めたりするときには計画を立ててから作業にとりかかります。

その計画を立てる時、過去に失敗してしまった経験を生かせず楽観的な予測をしてしまうことです。

仕事の時だけでなく試験勉強の計画をたてる時にも計画錯誤に陥ってしまうこともあります。

本日は計画錯誤に陥ってしまう原因と陥らないように対策について紹介します。

 

 
 

 

計画錯誤とは

過去に計画通りに進まず失敗してしまったことがあるにも関わらず、次に計画をたてる時に楽観的な計画を立ててしまうことです。

代表的例として、小学生が夏休みの初日に宿題の計画をたてるのに計画通りに進まず、夏休みの最終日に慌てて終わらすといったことがあります。

計画錯誤と名付けた認知心理学者のダニエル・カーネマンでさえ計画錯誤に陥ってしまった経験があると言われています。

 

 

なぜ計画錯誤が起きてしまうのか

楽観バイアス

物事を自分に都合よく、楽観的に考えてしまうことを楽観バイアスと言います。

仕事や試験勉強で計画をたてる時に甘く見積もってしまうのはこの楽観バイアスが原因です。

 

日常生活の心理的なストレスを軽減するため無意識におこなわれています。

生活するうえで必要な楽観バイアスですが、計画を立てる上で必要な面もありますが、計画をたてる時にはこれが邪魔になってしまいます。

 

記憶バイアス

 記憶に関わる認知バイアスのことを言います。

認知バイアスとは何かを認知する際、事実や印象が歪んだり偏ったりする傾向のことです。

自分に都合のよい情報だけを集めてその情報を元に物事の決定をしてしまったり、自分に都合よく記憶してしまうことがあります。

 

 

 

計画錯誤を回避する方法

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失敗した経験を記録しておく

楽観バイアスに陥らないように失敗した経験を記録しておき、次に計画を立てる時の参考にします。

記録に残しておく時に失敗した原因と解決策を残しておくと、記憶バイアスに陥りにくくなり計画を立てる時に同じ失敗をしずらくなります。 

時間が経過すると失敗した経験を忘れていくため、なるべく早く記録に残すことがおすすめです。

 

自分の立てた計画を他人にチェックしてもらう

自分の立てた計画が他の人からみて問題ないかをチェックしてもらうと計画錯誤に陥りにくくなります。

自分では問題ないと思っていても、他人からすると計画が甘かったり厳しすぎたりするものです。

また自分では気づかなかった点を指摘してくれることもあります。

 

最悪の状況を想定して計画を立てる

計画が長期になればなるほど想定外の事が起きやすくなります。

計画していたよりも作業に時間がかかってしまったり、別の仕事が急に入ってきて計画通りに進まないことはよくあります。

 

何が起こるか分からないなら、想定よりも1.3倍くらいかかると想定して計画をたてるとちょうど良かったりします。

その上で計画よりも早く終わった日には、翌日の分も着手しておくとさらに余裕が生まれ計画よりも早く終わるかもしれません。

 

 

最後に

いかがだったでしょうか。

本日は計画錯誤について紹介しました。

仕事にしても勉強にしても計画を立てると実行しやすいですが、立てた計画が甘すぎると計画通りに進まずモチベーションが下がってしまう原因になります。

様々なことが起こると想定して計画を立てることで、達成しやすい計画が立てやすくなります。

計画を立てる際は計画錯誤に陥らないように注意してください。