WSUSアップストリームサーバと同期が失敗した時に試すべき事
こんにちは。
nanana-blog管理人のナナナです。
今日は私が解決するのに苦労したWSUSの同期失敗について
記載していきます。
私が勤めている会社では、毎月Microsoftから配信されるWindowsUpdateの
更新プログラムをWSUS(Windows Server Update Service)を使って
配信しています。
構成としては、アップストリームサーバ1台とダウンストリームサーバ
5台です。
この中の1台のダウンストリームサーバが、アップストリームサーバとの
同期に失敗してしまう現象が発生しました。
その時の対処方法を記載していきます。
ダウンストリームサーバで表示されたエラー
手動で同期中に以下のようなエラーが発生しました。
エラー:接続エラー
WSUSサーバに接続中にエラーが発生しました。このエラーが発生する
原因は多数あります。サーバとの接続を確認してください。
問題が解決しない場合は、ネットワーク管理者に問い合わせてください。
不要な更新プログラムの削除
サーバクリーンアップウィザードもしくは手動で、不要な更新プログラムを
「拒否済み」の状態にしていきます。
拒否済みにした後にサーバクリーンアップウィザードの
「不要な更新ファイル」にチェックを入れて実行します。
インデックスの再構築
不要なファイルを削除した後にインデックスの再構築をすることによって
DB内の検索速度が速くなり、タイムアウトを防げます。
クエリ実行のタイムアウト値を変更
サーバのスペック不足や処理件数が多くてクエリ実行に時間がかかり、
タイムアウトになっている可能性があります。
そのため、クエリ実行のタイムアウト時間を無制限にしてあげます。
SQL Server Management StudioでWSUSのサーバに接続し、以下のクエリを
実行します。
USE SUSDB ; GO EXEC sp_configure ‘remote query timeout’, 0 ; GO RECONFIGURE ; GO
WSUSの再インストール
これまで紹介した方法を試しても改善されない場合は、WSUSの
再インストールをすると解決するかもしれません。
一度設定をすべてクリアして、きれいな状態で同期をすればうまくいく
可能性があります。
最後に
スペックの良いサーバに移行してしまえば解決する問題ですが、なかなか
予算申請が通らず、試行錯誤しながら運用をしています。
他にも有効な手段が出てきたら記事を書いていこうと思います。