WindowsUpdateログからUpdateの失敗原因を調べる方法
こんばんは。
nanana-blog管理人のナナナです。
ブログを訪問し記事を読んでいただきありがとうございます。
Windowsのパソコンでは1ヶ月に1度WindowsUpdateのプログラム配信があります。
これはWindowsの脆弱性を修正するための重要であるので、必ず適用したほうがいいのですが、たまに失敗して適用されないことがあります。
そんな時にどうやって原因を調べたらいいか分からずネットで調べてもなかなか見つからなかったので、記事にしてみました。
Windows Updateログの確認方法
Windows8.1の確認方法
CドライブのWindowsフォルダにある「WindowsUpdate.log」ファイルをメモ帳で開きます。
このファイルにWindowsUpdateのログ内容が記載されています。
Windows10の確認方法
Windows10ではWindowsUpdateログの記録方法が変わりイベントトレースログとして記録されるようになりました。
そのためWindows8.1とは違い、ログファイルを作成する必要があります。
画面左下のwindows マークをクリックして「PowerShell」と入力して、「WindowsPowerShell SE」をクリックします。
PowerShellが起動したら「Get-WindowsUpdateLog」と入力してEnterキーをクリックします。
デスクトップに「WindowsUpdate.log」というファイルができます。
このファイルを開くとログが記載されています。
WindowsUpdateログの内容
ログには「日付」「時刻」「PID(プロセスID)」「TID(スレッドID)」「コンポーネント」「テキスト」の6項目があります。
それぞれの項目は半角スペースで区切られています。
WindowsUpdateログに書き込み可能なコンポーネントは複数あります。
コンポーネント | 内容 |
---|---|
AGENT | Windows Update エージェント |
AU | 自動更新によって実行されるタスク |
AUCLNT | AU によるログオン ユーザーとの対話処理 |
CDM | デバイス マネージャー |
CMPRESS | 圧縮エージェント |
COMAPI | Windows Update API |
DRIVER | デバイス ドライバー情報 |
DTASTOR | データベース トランザクションの処理 |
DWNLDMGR | ダウンロード ジョブの作成および監視 |
EEHNDLER | 更新が適用可能かどうかの評価に使用される例外ハンドラ |
HANDLER | 更新プログラムのインストーラの管理 |
IdleTimer | アクティブな通話の追跡、サービスの停止 |
MISC | 全般的なサービス情報 |
OFFLSNC | ネットワークに接続されていないときに利用可能な更新プログラムを検出するコンポーネント |
PARSER | 式の情報の解析 |
ProtocolTalker | クライアントとサーバーの同期 |
PT | 更新プログラム情報をローカルのデータストアに同期するコンポーネント |
REPORT | レポート情報の収集 |
SERVICE | 自動更新サービスの起動およびシャットダウン |
SETUP | Windows Update クライアントの新しいバージョンが利用可能な場合に、Windows Update クライアントの新しいバージョンをインストールするコンポーネント |
SHUTDWN | シャットダウン時にインストールを行う機能 |
WUREDIR | Windows Update リダイレクタ ファイル |
WUWEB | Windows Update ActiveX コントロール |
WindowsUpdateの失敗原因を確認する方法
「FATAL」「WARNING」の2つのキーワードを検索して探していきます。
「FATAL」の方が重要なキーワードなので、WindowsUpdateログの最下部から上に向かって「FATAL」を検索します。
「FATAL」から上にログを確認していき、一番近い「WARNING」のキーワードを探します。
そのキーワードに書かれている内容が失敗原因になります。
最後に
いかがだったでしょうか。
本日はWindowsUpdateログの確認方法を紹介しました。
最近はWindowsUpdateで失敗することは少なくなりましたが、100%成功するわけではありません。
しかし失敗をそのまま放置しておくのも良くないので、失敗した時にはこの方法で
確認してみてください。