Windows10のタスクスケジューラで発生した0x800710E0の解決方法
こんばんは。
nanana-blog管理人のナナナです。
ブログを訪問し記事を読んでいただきありがとうございます。
Windows7の延長サポートが2020年1月14日で終了するため、会社のPCをWindows10に移行しています。
先日、私が使用している開発用PCをWindows7からWindows10に移行しました。Windows7のPCでは、夜間処理のバッチファイルをタスクスケジューラで実行していました。
Windows10にタスクを移行して実行したところ、オペレーターまたは管理者が要求を拒否しました。(0x800710E0) というエラーが発生して、タスクが実行されないという現象がありました。
本日はエラー 0x800710E0 の解決方法を紹介します。
Windows10にタスクを移行したらエラー0x800710E0が発生した
Windows7では問題なく実行されていたタスクをエクスポートして、Windows10のPCにインポートをしました。
動作確認として、Windows10のPCでタスクを手動で実行したところ、正常終了しました。
これで問題ないと思い、夜間に起動するようにスケジュールをして翌日に処理結果を確認したところ、オペレーターまたは管理者が要求を拒否しました。(0x800710E0) とエラーが発生していました。
エラー0x800710E0解決までの経緯
思っていたよりも解決に時間がかかってしまったので、解決までに試したことを紹介します。
タスクの構成を変更してみる
タスクの構成をWindows10から別の構成に変更すると解決したという記事を見たのでエラーになったタスクの構成を確認しました。
Windows7で作成したタスクなので、もともとWindows10にはなっていませんでしたが、念のため別のタスクに変更して起動するか確認したところ、変更前と同じ「
0x800710E0」が発生していました。
タスクを再作成してみる
タスクを再作成すればかなりの確率でエラーが発生しなくなるという記事を発見したので、タスクを再作成してみました。
しかし「0x800710E0」が再度発生して処理がされていませんでした。
タスク実行ユーザを変更してみる
エラー内容に「要求を拒否しました」とあったので、権限が足りないのではないかと仮説を立ててみました。エラーが出ていた時の実行ユーザはドメインのAdministrator権限を持っているユーザでしたが、ローカルのAdministrator権限を持っているユーザを実行時のユーザに変更してみました。
するとエラーが発生することなく正常終了していました。
最後に
いかがだったでしょうか。
本日はタスクがエラー0x800710E0で実行されない場合の解決方法を紹介しました。
現在使っているPCをWindows10へ移行される方はまだいらっしゃると思います。もしタスクで0x800710E0が発生したらぜひこの記事を参考にしてみてください。