Windows10の元号対応が意外に簡単だった

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こんばんは。

 

nanana-blog管理人のナナナです。

 

あと10日ほどで平成の時代が終わり、元号が令和になります。

世の中のシステム担当者の方は、元号対応は完了したでしょうか。

私の勤めている会社では基幹システムの改修は完了しましたが、

そちらにばかり気を取られていてパソコンの元号対応については全く

気にしていませんでした。

 

そんなPCの元号対応について、調査したり対応をしてはまったりしたことに

ついて記載していきます。

 

 

Windowsの元号対応とは

Windowsの元号対応はPCのカレンダーなどの和暦表示で令和と表示される

対応です。

Microsoftの発表によると、毎月配信されるWindowsUpdateを適用させて

常に最新の状態にしておくだけで元号対応ができるようです。

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4469068/summary-of-new-japanese-era-updates-kb4469068

 

ただし全てのWinodws製品が対象ではなく、次の製品が対象です。

PC

  • Windows7 sp1
  • Windows8.1
  • Windows10 Version1607以降

 

 サーバ

  • Windows Server 2008 R2 SP1
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2016
  • Windows Server Version 1703
  • Windows Server Version 1709
  • Windows Server Version 1803
  • Windows Server Version 1809

 

 

WindowsUpdate適用だけではダメ

家のパソコンで2019年4月19日のWindowsUpdateを適用してカレンダーを変更

しましたが、2019年5月1日の和暦は【平成31年】と表示されてしまいました。

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 2019年4月19日現在、最新のWindowsUpdateを適用しても「令和」は

表示されませんでした。

 

 

 

レジストリの追加が必要

 先ほど貼ったMicrosoftのページをスクロールしていくと、元号移行テスト

という記載があり、レジストリの値を追加しています。

つまり、新元号を表示するにはレジストリの値を登録する必要があるのです。

レジストリの変更は間違えると最悪Windowsが起動しなくなるので、

作業する場合は自己責任でおこなってください。

次回以降のWindowsUpdateでレジストリの追加がされるはずなので、

早急に対応をする必要がなければ、WindowsUpdateで追加することを

おすすめします。

 

レジストリの追加方法

スタートボタンの横にあるCortanaに「Regedit」と入力し、一致した

プログラムを実行します。

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レジストリエディタが起動するので、

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Nls\Calendars

\Japanese\Eras

に移動します。

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画面右側の空いているところで、右クリック → 新規 → 文字列 を選択し

名前に新元号の開始年月を【2019 05 01】と入力します。

入力した名前をダブルクリックすると値を入力する画面が表示されるので

【令和_令_Reiwa_R】と入力します。

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以上でレジストリの登録は完了です。

もう一度カレンダーを見てみると、2019年5月から元号が「令和」に

変わっていました。

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最後に

いかがだったでしょうか。

Windowsで新元号を表示させる方法を調べたので、記載しました。

Microsoftのページには最新のWindowsUpdateを適用することが新元号対応と

書いてあるので、常に最新の状態にすることをおすすめします。

 

 

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